メリケンサック型キーボードの感想と対策
昨日、Tap というメリケンサック型キーボードが届きました。 こんな↓感じで、指にはめて太股でもどこでも良いのでタップするとキーが入力される、という代物です。
また、マウス機能もあります。 親指のサイドにセンサーがあり、服などの表面をすべらせてマウスカーソルを移動できます。
入力の仕組み
各指毎にセンサーが付いているので、5 ビットのデータができるよね! という具合です。 親指だけで「A」、親指と人差し指で「N」みたいな感じです。 当然、この組み合わせを覚えなくてはならず、「Tap Tutor」なるアプリで練習できるようにはなっています。 (アプリは割と気合が入っていて、覚えやすいようにということか、謎のアニメ付きの歌も見れます…)
指ごこち
反応はなかなか良いです。 ただし、指の器用さが求められます。 「人差し指 + 薬指」とかはそこそこ辛い。 一応使用頻度が考慮されていて、母音は指一本で入力できますが、一部のキーは 3 本使いかなりきついです。 ダブルタップもあるみたいです。
「Tap Tutor」はデバイスがなくても説明をみたりはできるので、興味がある人は参考にしても良いかもしれません。
どう使うか
ただ、これはもうポチる時点での想定内。 はじめから普通のキーボードとして使う気はありませんでした。 幸いなことに、Linux PC に Bluetooth で接続すると普通のキーボード + マウスとして認識されます。
なので、デバイスファイルを読んで、入力に応じて何かするシェルスクリプトを書いて使ってみようかと思っています。
デバイス入力の読み込みは、以前作った devilnput という /dev/input
以下に生えるデバイスを読んでシェルスクリプト用の出力をしてくれるアプリを使います。超簡単なアプリですが、怪しげな入力デバイスを活用するのにはとっても便利です。Grab するので、元の入力は無視されて、意図しないキー入力も起きません。
とりあえずは、chrysoberyl で PDF を読むのに使う予定です。 だらだら読むときにはちょっと便利かな、くらいで。(はめるのが面倒で飽きそうな予感はする)
参考
とりあえず書いてみたスクリプト → Tap (メリケンサック)キーボード用スクリプト · GitHub